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イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)

IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
ドイツ ケルンのリクレイム・ザ・ストリートへゆこう

志賀直輝


4 月12日、ドイツのケルンでリクレイム・ザ・ストリートがあるという。ちなみにこのリクレイム・ザ・ストリートは90年初頭ぐらいから始まった道路を一時的かつゲリラ的に遊びの空間に変えてしまおうという路上パーティ、または車社会にたまには鉄槌でもいれてやろうという路上解放運動。この運動はもちろん日本にも流れ、日本各地の反戦デモなどにサウンドシステムが導入され楽しく路上パーティをやっている。



ということで私は居候先のルーカスと参加することにした。それに私たちもなにかやろうということで、ASSI RAMENに続いて今回は路上寿司BAR、ASSI SUSHIをやろうということになった。ASSI SUSHIは日本語に訳すと反社会寿司になる。さっそくベジタリアン寿司をつくった。それから看板になるバーナーもつくった。それに大量の酒も買った。準備はそろった。



今回のリクレイム・ザ・ストリートはケルンのメインストリートで行われる。さっそく行ってみると、そこいらじゅうに警官がいた。さすがは非合法の運動だ。さらに道路はパトカーで封鎖されていた。遠くから太鼓のリズムが聞こえてきた。私たちは一気に走った。もう祭りは始まっていた。私たちもさっそく道路の上に飾り気のないASSIな寿司屋を開いた。

道路の上にはいろんな奴らが楽しそうに遊んでいた。太鼓を叩く集団、路上や街の至るところに花を植えるピエロアーミー、気狂いみたく踊ってるやつ、道路にテーブルやイスを並べて雑談したり酒を飲むやつら、集団なわとびをするやつら、子どものころの遊びをするやつら、サッカーするやつら、買い物カゴで走り回るやつら、サイバーPUNKな格好でチャリを漕ぐ集団、被り物をする集団、その他もうぐちゃぐちゃに道路で遊んでいた。

私たちの寿司も好評だった。ついでにNO G8のINFOSHOPも置いた。いろんなやつが来て一緒に安ワインを飲んだ。夜になる前に寿司は完売した。そして私たちも祭りに溶けた。安ワインで酔っぱらい、踊り、路上に絵を書いた。夜になるといよいよ火が登場した。火を使ったパフォーマンスをするやつらが現れた。それから焚き火が起こり、火を囲い皆で踊った。酒は回しのみ、みんなで笑った。

一方、警察は徐々にこの祭りを狭めてきていた。もちろんこの祭りには政治的なスローガンもなく、非暴力だ。しかし数人、逮捕されたようだった。

連れのルーカスがこれから別で路上パーティがある、それにもうじきここは警察に潰されるというので私たちは次なる会場に移った。私的には警官とのやり合いが見たかった。

そして移動してみるとどこにも祭りはやっていなかった。急いで元の場所へ戻るとそこには誰もいない祭りのあとだった。しかし、興奮はさめなかった。私はアラビア語で叫んだ。ヤッラー! (次いってみよー!)。ASSIは最高の味だった。




ケルンのリクレイム・ザ・ストリート 写真感
http://mixi.jp/view_album.pl?id=14493912&mode=photo
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お待たせしました! 待望の生のリアルタイム刑務所通信! 刑務所内の実生活を悲劇や同情では語らず笑いや前向きに転回するエネルギー。これは必読!! ぜひ、読んでください! (志賀直輝)





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SERPICA NARO

POSTED IN | , , 4/26/2008


EURO MAYDAYから生まれたアイコン/シンボルに、←の「SAN PRECARIO(聖なる非正規雇用労働者)」というものがあります。非正規雇用労働者の守護聖人。で、そこから派生したのが、この↑「SERPICA NARO」です。「SAN PRECARIO」を並べ替えると「SERPICA NARO」になる、という仕掛けです。

EURO MAYDAYなどに関わるアクティヴィストたちが、このアングロサクソンと日本人のハーフで文化服装学院出身という設定の架空のデザイナー「SERPICA NARO」を作り出しました。かれらは、2005年のミラノ・コレクションに正式にエントリーし、「SERPICA NARO」が大々的に取り上げられているニセ物の雑誌を作ったり、業界の事情にくわしい人に情報提供してもらったりして、見事に合格。コレクションではもちろん「SERPICA NARO」のショーを開催しますが、メディアや業界のすました連中を前に、「実はSERPICA NAROなんてデザイナーは存在しないのでした!」と告白、そしてショーの中でファッション業界内の不安定雇用の問題や移民労働者がおかれてる過酷な実情についてアピールする、という痛快なアクションをおこします。この後、「SERPICA NARO」は、誰でも好きなように使えるアイコン/シンボルとして、DIYなアーティストやデザイナーの一つの連結点になっています。

ファッション業界ってのは本当にひどい世界です。「業界」でスタイリストのアシスタントやら販売員やらの職を得た者たちは、「修行」という名のもとにさんざんこき使われ、搾り取られ、簡単に捨てられます。そして、服飾専門学校は、毎年そのような使い捨ての人材をベルトコンベア的に提供します。業界の成功者と言われるような連中は、中国などのスウェットショップで、時給100円も払わずに労働者を酷使し、その生産物にとんでもない高値をつけて、日本のフリーターのショボい給料をごっそり掠めとっている、というわけです。

こういうとんでもなくふざけたシステムに、「反対!」と言ったり、言う機会を作ることは、もちろん必要なことですが、自分たちが「賛成!」と言えるようなものを、日常的に作り出していくことが、今とっても必要なんではないかと思います。

ということで、ファッションに関心のある者たちの創造性を生かしながら、上を目指すのではなく、ヨコに繋がる回路を生み出した「SERPICA NARO」が日本にも登場したら面白いと思い、今年のメーデーには、SERPICA NARO」の小旗を持って参加したいと思います。

SERPICA NARO is everywhere!
NO ブランド! YES ハンドメイド!


SERPICA NARO」のアウトライン・データ、いつも作業の素早いイルコモンズ氏と協働して、以下でダウンロード出来るようにしました。使いまくって下さい。
http://a.sanpal.co.jp/irregular/images/Serpica_naro_CMYK.ai


セルピカ映像集:

セルピカ・ナロ&サン・プレカリオのプロモ・ヴィデオ:
http://www.serpicanaro.com/node/225

ミラノコレクションでのセルピカ・アクション:
http://www.serpicanaro.com/node/226
http://www.serpicanaro.com/node/227

セルピカ vs. エンリコ・コヴェリ(イタリアの高級ブランド):
http://www.serpicanaro.com/node/228

セルピカ・フラッシュ・モブ(おすすめ):
http://www.serpicanaro.com/node/229

セルピカ工房:
http://www.serpicanaro.com/node/230

ヴィヴィアン・ウェストウッドに「うんこクッキー」をあげに行く:
http://www.serpicanaro.com/node/231

「Vox Feminae (おんなたちの声)」(inクロアチア・ザグレブ) フェスティバルでのセルピカ:
http://www.serpicanaro.com/node/232


追記: 日本国内でもすでに、ソーイング・サークル「NU☆MAN」がありますし、「RLL」の作るTシャツはそこらの気取った服屋で売ってるTシャツよりラディカルでかっこいいし、「Lilmag Store」では海外のDIYファッション雑誌や国内外の手作りクラフト商品が手に入ります(ただいま「Lilmag 2008年 春のクラフトまつり」開催中)し、「素人の乱十号店 シランプリ」では、古着だけでなく手作りの服も扱ってます。そして、IRREGULAR RHYTHM ASYLUMは、そのようなDIY生産者とそのネットワークをフルサポートしてますんでどうぞよろしく。

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メーデーに合わせて、↑このようなポストカードを制作しました。できれば制作費は回収したいので、気に入ってくれたら50円で買って下さい。メーデーの会場にて。

赤瀾会とは?:
http://ja.wikipedia.org/wiki/赤瀾会


ついでに昔に作った以下のフリーペーパー「ヘイマーケットの犠牲者」も持って行きます:

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4月27日

★名古屋 LOVE&ビンボー春祭り・アースデイあいち 2008
 日時: 2008年4月27日(日)10:00〜日没ぐらい(雨天決行)
 場所: 若宮大通り公園
 合同開催  反貧困名古屋ネットワーク&アースデイあいち2008実行委員会
 連絡先 nagoya_p_net(at)mail.goo.ne.jp
     ed-aichi-net(at)hotmail.co.jp
     090-6098-8512 サクラ
 サイト http://earthday-aichi.net/

4月29日

★熊本 KY(くまもと よわいもの)メーデー
 時刻 4月29日 13:30
 場所 辛島公園集合
 主催 KYメーデー実行委員会
 連絡先 mayday.kumamoto(at)gmail.com
 ブログ http://maydaykumamoto.blog46.fc2.com/

★札幌 自由と生存の連帯メーデー
 時刻  4月29日 10:00-16:00
 場所 大通公園6丁目(14:00デモstart、18:00より別会場にてアフターパーティー予定)
 主催 「自由と生存の連帯メーデーin札幌」実行委員会
 連絡先 jinken.seikatu(at)hotmail.co.jp 
     080-1875-2668(新保)
 ブログ http://unity-mayday.blogspot.com/



★京都 恩恵としての祝日よりも、権利としての有休を!
 メーデーやります(雨天決行、応相談)
 13:30から 三条大橋下、鴨川河川敷でお茶会(お茶を飲みながら話したり叫んだり)
 16:00から デモ出発
 主催:反戦と生活のための表現解放行動★ユニオンぼちぼち
 連絡先:botiboti(at)rootless.org
 ブログ:http://d.hatena.ne.jp/posada/
     http://blog.kansai.com/unionbotiboti

5月1日

★福岡 フリーター/貧民メーデー 五月病祭り2008 —危うい鼓動—
 ☆不安定貧民雑音旅団/FREETER NOISE BRIGADE
 ☆グローバル資本企業ドラム攻撃ツアー(雑音デモ行進!)
 時刻:5月1日(木) 17:00~
 場所:警固公園出発(福岡市中央区天神2-2)
 主催:フリーターユニオン福岡
 連絡先:090-2088-5380(小野)
 サイト:http://fufukuoka.web.fc2.com/mayday.html

★松本 立ち上がれない者たちのメーデー2008 〜来年こそ立ち上がるために!〜
 日時:西暦2008年5月1日(木)18:00〜
   場所:松本駅前公園(松本駅東口出てすぐ)待ち合わせ
 内容: 18:00 来年のメーデーのための会議と呼びかけ@路上
     19:00 来年のメーデーに向けて移動開始
     20:00 交流
 主催:立ち上がれない者たち(080-5141-4694 八木)
 サイト:http://nomasters.com/tatiagarenai/

★高円寺(東京) マヌケな奴らの高円寺メーデー 労働に興味がない奴らの祭典!
 時間&場所:18:00 高円寺中央公園(南口・氷川神社近く)集合
       19:00 デモ出発→高円寺一周デモ
 内容:ダンスパフォーマンス:Baby-Q
             DJ:イルコモンズ ほか
 サイト:http://keita.trio4.nobody.jp/index.html

5月2日

★広島 生存のためのメーデー2008in広島
 時刻:5月2日 18時
 場所:原爆ドーム前
 連絡先:jundandy(at)ms12.megaegg.ne.jp、08030506860
     hiroseto(at)f2.dion.ne.jp、09031714437
 サイト:http://www.shakaishimin.org/union/

★岐阜 自由で気ままなメーデー
 日時:5月2日 20時くらい
 場所:赤星ふれ愛ハウス(岐阜県大垣市)
 内容:適当に、しかし熱くトーク

5月3日

★東京 自由と生存のメーデー2008 プレカリアートは増殖/連結する
 時刻&場所 5月3日 
  1. 宣言集会 16:00-17:30○大久保地域センター
  2. デモ   18:00-20:00○大久保→新宿
  3. パーティ 21:00-29:00○CLUB ACID
 主催 「自由と生存のメーデー08」実行委員会
 呼びかけ/連絡先 フリーター全般労働組合
   〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
 電話&FAX 03-3373-0180 
 e-mail union(at)freeter-union.org
 サイト http://freeter-union.org/mayday/

5月4日

★仙台 仙台メーデー ── 生きる、働く、オルタナティブな生き方の可能性
 13時開場 13時半開演
 場所:地下鉄 広瀬通駅降りてすぐ 市民活動サポートセンター
   ゲスト:「素人の乱」松本 哉氏、「だめ連」ぺぺ長谷川氏
     「素人の乱」映画上映 のち トークショー
 連絡先:sansha(at)hotmail.co.jp(フリーター労組仙台準備会)
 サイト:http://frefre.exblog.jp/

5月17-18日

★大阪 第5回長居公園大輪まつり 「ちゃぶ台とか、どうよ?!」
 5月17日(土) 12:00~18:00
   18日(日) 10:00~16:00
 場所:長居公園自由広場(テント村のあった向かいの広場)
 アクセス:地下鉄御堂筋線長居駅3番出口すぐ
 サイト:http://blog.kansai.com/unionbotiboti/59
 連絡先:090-1953-0886(中桐)nagaipark_tentvilla(at)yahoo.co.jp
 【P8(貧困者末端会議)は18日13:00からの予定です】

5月18日

★茨城 戦時下のいまこそ、私たちにメーデーを!
 時刻:14時~17時
 会場:きらくやまふれあいの丘・世代ふれあいの館 会議室1
    茨城県つくばみらい市神生530
 交通:JR佐貫駅ないしTXみらい平駅よりタクシー
 主催:戦時下の現在を考える講座(仮)
 連絡先:090-1794-2437(加藤)

※「自分らこそが貧民/不安定メーデーやってんだけど?!」情報求む(→メールで告知)

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TEST FILMS

POSTED IN | , , 4/25/2008
フィリピンから来ていたJong、それから韓国から来ていたアリアンが、もうすぐ日本を去ります。IRAの歴史を語るとしたら、絶対に欠かせないこの二人が、ほぼ同時期にいなくなることはとても寂しい。ぜひ二人に会いに、以下のJong企画のイベントへ。素人の乱12号店。アリアンは夜に来ます。

TEST FILMS
video, photo and sound

(a one day anti-art event) FREE!
April 27, 2008 Sunday

13:00-17:00 test film installation
18:00-22:00 test films and sound performance

SoundPerformance:::
guilloyan
nakaie
yuzo
and more...

8mmFilm:::
jongpairez

Shiroto-no-ran No.12
http://keita.trio4.nobody.jp/info/navi02.html
Fudendo Bldg. 2F
Enjoy Kitanaka Hall (koenji,tokyo)

Test Film is a showcase of photographs, 8mm films and sound performance of Tokyo's psychogeographical observation from a Migrant perspective, self-curated by Jong Pairez.

Jong Pairez, a dropout of the University of the Philippines college of Fine Arts, migrated to Japan three years ago in search of green pasture.
He worked in various odd jobs and during his free time, he drifts around Tokyo to allow spontaneous encounters to happen. His everyday experiences of spontaneity provide the bases for his art projects on geography, displacement and mobility.
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この前のパーティーで、イルコモンズが上映してくれた映像。
うーん、会いたくなったぞ、ノキア。ただ酒あげるから、そろそろ帰ってらっしゃい。

▼THE WONDERWALL CAMPAIGN - Poland mix
http://www.youtube.com/watch?v=i7O8dr6grAA
2008年 日本語字幕版  ポーランド上映用ミックス
モノクロ+カラー 8分22秒

[出演]
KITOU SEISHI a.k.a. 志賀直輝
KURISU RANSHI
ALI
LINA M ETCHESURI
MIEKO
TANEGA SIMA
PALESTINE KIDS
BANKSY
WOMEN FROM PALESTINE
MEN FROM ISRAEL
28 ARTISTS FROM JAPAN

[撮影]
LINA M ETCHESURI

[共・編集1]
KURISU RANSHI (PALESTINE)
[共・編集2]
CHANOMAD (JAPAN)
[共・編集3]
ILLCOMMONZ (JAPAN)

[音楽]
Ran Slavin "Jericho 6AM"
The Wayward Regional Transmission (2007)
The N.O.M.A.D.S. "Moot"
FREE THE P (2006)
The Philistines "Free the P"
FREE THE P (2006)

[声]
KATSU SHINTARO
OKAMOTO TARO

NO DIRECTOR
NO PRODUCER
NO COPYRIGHT
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CrimethInc.から新入荷&再入荷いろいろ。
Rolling Thunder no.5 zine、Expect Resistance Book、Pickaxe & Breaking The Spell DVD、Recipe For Disaster Book、Days Of War, Nights Of Love Book、Off The Map Book、Evasion Book、などなど。

また、三里塚「地球的課題の実験村」から入荷した、お米(2kg)と「玄麦うどん(200g)」(ほんとうにおいしい)もアップしました。
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 2007年「韓国徴兵制と人権問題」シンポジウムを切っかけで結成したPANDA(Peace And No Draft Alliance)の韓国の徴兵問題をめぐるセカンドイベント。
 まずは映画上映から。イラク戦争に反対して徴兵拒否者達がビルに立てこもりをした時のドキュメンタリー。親が説得に来たり、今まで関係なかった人たちがやってきて文句言ったり応援したり…。映画としても十分楽しめる内容です。
 
今回は韓国より2名の徴兵拒否経験者と、一緒に行動する方達(全員で7人!)をお呼びして、「実際に徴兵拒否したらどうなるの!?」とか、いろいろつっこんで聞いてみたいと思います。
 最後は交流会です。韓国から来る彼らと話してみませんか?韓国語が話せなくても大丈夫です。音楽とお酒を用意してお待ちしております!

開催日 4月26日
時間 1部(映画上映):17時40分〜
2部(トーク):19時00分〜
3部(交流会):21時00分〜
場所 SOUP
東京都新宿区上落合3-9-10
三笠ビルB1  MAP
お問合せ LISK07(at)gmail.com
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THE INFERNAL NOISE BRIGADE "the Final Recordings" CD(300枚限定)入荷しました。ただし、内容はIRAでリリースしたNO G8 Benefit CDとほぼ同じです。「INFERNAL NOISE FASHION展」のために用意したという最後の曲「Fascism vs. Fashion」はこのCDのみの収録。1600円です。今後、再入荷はむずかしいと思うのでご希望の方はお早めに。

FILASTINE "Burn It" CDも再入荷したので、ついでに
FILASTINEの最近のライブ映像を。
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POSTED IN | , , , 4/17/2008
Sound Collective No-G8 night

2008.4.18[FRI]
@ irregular rhythm asylum
19:00 OPEN
500 yen (1D)
+カンパ(ふたり札幌に行かす!)

DJs/Performers :
・イルコモンズ(元・DJ-MAL2000)
・ yuzo(ラップ)
・ terraD/A(DeepThroatX)
・ Red Bandana
・ DJ Kouki
・ DJ Waterr

+ドラム・サークル・ワークショップ

*飲物、食べもの用意します。
で、食べ物がすごい。都市部のプレカリアートがめったにお目にかかれない超豪華な反グロ食材。
三里塚「地球的課題の実験村」の米&うどん、IRAフレンドがやってる「きのこ屋」の干し椎茸、それから北海道ニセコ「大加瀬吉田農園」から直送の「しあわせたまご」を使った食べ物を用意。コンビニの誘惑に負けずにIRAまでたどり着いて下さい。
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SHOBOSHOBO 2008
workshop & headphone concert


日時:2008年4月19日(土)
場所:素人の乱 12号店 エンジョイ☆きたなかホール(仮)-高円寺
地図:http://keita.trio4.nobody.jp/info/navi02.html ((>>こちらの12号店です))

タイムテーブル 13:00〜 ワークショップ
        20:00〜 ヘッドフォンコンサート 

料金:500円+カンパ ※1ドリンクオーダーお願いします


■ワークショップ 13:00〜19:00

自分でつくったお面や衣装でモンスターに変装、街をパレードしよう!!
※段ボールや紙、変わった布や画材など、持ち寄りで!

■ヘッドフォンコンサート 20:00〜22:00

いつものスピーカーのかわりに、ヘッドフォンで耳を凝らして聞く音楽会。
※ヘッドフォンの持参可!


ARTISTS : 

Mehdi Hercberg / minifar (paris)   www.shoboshobo.com

パリで活動するミュージシャン、ドローイングアーティスト。
日本とフランスのカルチャーにおける豊富な知識と人脈を活かし、
SHOBOSHOBOという音楽イベントをオーガナイズ。美術専門学校の先生でもある。

Lucky Dragons / Sumi Ink Club (usa)  www.hawksandsparrows.org

米西海岸にで活動。観客と手を繋いで音を発するデバイスでの演奏など、
人々が参加できるユニークなスタイルを追求する音楽家。
またドローイングワークを中心としたSumi Ink Clubも並行して行っている。

Vastieu Ramen / Tetsunori Tawaraya(jpn) www.freewebs.com/tetsunori

Dmonstrationsのメンバーとしてアメリカで活動。
日本では、中野ケーイチとのデュオ「2UP」のG.Vo.として有名。
イラストやコミックの創作などもエネルギッシュに行っている。

Lozi / Yosuke Kawamura(jpn) www.mobium.org

音響表現のフィールドワークの拡張として、大型バスを改造した
移動式ミュージアム「MOBIUM」を運営。
また自身の代表作として、PowerBookとミシンを使った演奏がある。



date: Sat,April 19,2008

place: Shiroto no Ran [[no,12]] - Enjoy Kitanaka Hall (koenji,tokyo)
map: http://keita.trio4.nobody.jp/info/navi02.html >> [[no.12]]
timetable: 13:00- WORKSHOP

20:00- HEADPHONE CONCERT

entrance fee : \500 + donation (?)


■ WORKSHOP 13:00〜19:00

=Be a monstar by your DIY mask and costume, then go out on the street!!
---Please bring cardbord paper, pens, inks, threads,color tapes to share.

■ HEADPHONE CONCERT 20:00〜22:00

=insteand to use speakers using headphone to listen their sound.
---It’s helpful to bring your own headphone!


※SHOBOSHOBO温泉バスツアー(www.mobium.org)の一環イベントになります。
※4/21〜渋谷なぎ食堂・IVYHouse 各店舗での作品展も開催決定!
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第三回布ナプキン会議

うぃっす!
暖かくなりましたー
お待たせ!
第三回 布ナプキン会議です。
4月20日日曜日
1時から

ワークショップはもちろん布ナプキンの制作
そして
議題 その1、
PMSについて
議題 その2、
女性の健康週間 by厚生労働省 について、野草茶を飲み、ツボを刺激しながらの座談会。

(東ティモールのこもれびコーヒーのお差し入れがあるようですよ!)

カンパ制
お差し入れ大歓迎

雨天なら27日日曜日
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Anarchist prisoner in Spain looking for international contacts/penpals (English comes
later)

スペインのアナキスト収容者、国際的な連絡先/文通相手を求む。


スペイン、カディズにある新たな最厳警備刑務所プエルトIIIでは、収容者数人 がプエルトIIIの隔離房棟フィエス(FIES)ユニットにおける残虐な状況を公開 すべく闘争を続けている。ラファ・「ジョンバラ」・マルティネズ・ゼアはカ ディズにおかれている長期在監者の一人である。彼はイタリア、ドイツ、トルコにおいて、隔離房棟「刑務所の中の刑務所」の終止を求め、他の在監者と共にハ ンガー・ストライキに参加してきた。収容条件の改善だけでなく、刑務所システムとそれを必要とする社会の終結を求め世間の関心を喚起した。

今年一月と四月にラファはハンガー・ストライキを行った。最初のハンガー・ス トライキはスペインとトルコで隔離房棟に反対して闘争を続ける収容者たちに連帯の意思を示したものだった。二度目は、勝利に終わったが、彼の収容状況につ いて特定の要求をしたものだった(勉学が続けられるように全ての必要な教材の 返却を要求した)。

というわけで、ラファは考え方や経験を手紙をやり取りして交換するための国際 的な連絡先を求めている。素晴らしいユーモアのセンスの持ち主で君から便りがあれば非常に喜ぶだろう。彼はオーストラリアで育ったがその後スペインに戻っ た。彼は十年半の刑期をつとめており、二年以内に釈放を予定している。彼は英
語とスペイン語が分かり、君の地域で起こっていることについての手紙や写真を 熱望している。日本にいるアナキストの同士との接触をもって、今回のG8が北海道で起こっていると知ったラファは、アジアでの運動について殆ど知らないこ とを自覚し、日本だけでなくアジア全域のアナキストとコンタクトをとりたがっ ている。

ラファは自己や他の囚人の尊厳を擁護し、また彼のアナキストな考え方を公表し たことで、刑務所の中で権威者たちより抑圧を受けてきた。という訳で、彼に手紙を書く時には、彼宛の内容も刑務所当局によって読まれる可能性があるということを覚えてほしい。だがらラファや君をトラブルに巻き込むようなことは何も
書かないで下さい。でも、だからといって、彼に素晴らしい手紙を書こうとか、 連帯意思と反抗の言葉を添えたハガキの一枚でも送ろうとかいう気をそがれないで!

また書く際には返信先を忘れずに。でなければ刑務所がラファに君の手紙を渡さないことがある。もし返事がこないなら、刑務所側がラファに手紙を渡していないか、ラファにお金が無くてまだ返信を書けないでいるのかもしれない。それでも、心配しないで。そういう手紙があることが、ラファ自身にも、刑務所当局に
対しても大きな意味を持つ。刑務所当局は、そういう手紙で、彼の収容状況に国 際的な注目が置かれていると知る。だから人知れず、彼に嫌がらせをすることが できなくなるのだ!

Rafael Martinez Zea
C.P. Puerto de Santamaria III
Crtra. Jerez-Rota, Km 6
11500 Puerto de Santamaria
Cadiz
Spain

Against all borders & prisons

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Anarchist prisoner in Spain looking for international contacts/penpals 


For some time, in the new maxi-prison of Puerto III, Cadiz, several prisoners are struggling to expose the brutal conditions in the FIES units - which are isolation wings in Puerto III. Rafa "Jon-Bala" Martinez Zea is one of these long term prisoners in Cadiz. He has participated in hunger strikes with other prisoners in Spain,
Italy, Germany and Turkey for the end of the isolation units, the "prison within the prison", agitating not only for better conditions for all prisoners and the abolition of the life sentence, but for the end of the prison system and the society which needs it.

In January and April of this year he was on hungerstrike; the first one in solidarity with prisoners in Spain and Turkey who struggle against the isolation units, the second one - which he won - for some specific demands about his prison conditions (return of all his materials which enable him to continue his studies).

So Rafa is looking for more international contacts to write to and exchange ideas and experiences. He has a great sense of humour and is happy to receive news and hear from you. He grew up in Australia
and then moved back to Spain, he is serving a 10 and a half year sentence and is due for release in 2 years. He understands English and Spanish and is really hoping for some letters and/or photos about what is happening in your area! After contact with some anarchist comrades in Japan who told him about the G8 happening in
Hokkaido, Rafa wanted to make some contact with Anarchists not only in Japan but also across Asia, because he admits that he knows very little about the movement there.


Rafa has been under repression within the jail by the authorities for defending the dignity of himself and other prisoners, and for the hunger strikes and making his anarchist ideas known. It should be remembered that anything you write to Rafa might be read by the prison authorities so don't write anything that could get him or
you into trouble, but don't let that hold you back from writing him a great letter or even just dropping him a postcard with a few words of solidarity and rebellion!

You should also write a return address or the prison might not let Rafa have your mail. If you don't get a reply it could be because the prison has not let Rafa have your mail, or Rafa might not be able to afford to write back just yet, but don't worry, these letters make a big difference to Rafa and also the prison authorities, because they know there is international attention on his condition. They know they won't be able to harass him without people knowing about it!


Rafael Martinez Zea
C.P. Puerto de Santamaria III
Crtra. Jerez-Rota, Km 6
11500 Puerto de Santamaria
Cadiz
Spain


Against all borders & prisons
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「表現をめぐって」
 http://www.hikarufujii.com/

【日程】08年4月25日(金)
 18:00open /19:00start /22:00close
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【お問い合わせ】yunegoro(at)yahoo.co.jp


【内容】
 集まったゲストがお互いに今まで関わってきた作品や活動を通して受けて来た問題(表現の自由、政治的な圧力、自主規制)等をテーマに割とリラックスした雰囲気で話せればと思います。一人あたり数分自己アピール等をして頂いた後にディスカッションします。ゲスト以外にも多くのアーティスト、クリエーターが集結する予定です。司会進行役を根来が勤めます。
 当日はその様子をビデオで撮影し、ダイジェストに編集して、英語字幕をつけ、youtubeで流したいと思っています。更に可能であれば、音声だけでも全編(NGな部分はカットしますが)ネット上で放送する予定です。
 カメラに写りたくない方は当日対処をしますのでご安心下さい。
 高田さんによるミニコンサートを10分程度お願いしています。歌と演奏で盛り上がるといいですね!

【トピックス】
 以下は一例です
・ NHKでの戦後補償に関する番組の改ざん事件
・ 数年前からの反戦運動〈とりわけ表現方法〉への過剰な弾圧
・ 児童ポルノ法における漫画・同人業界への検閲や自主規制
・ 五輪に関わる企業、国家、メディアの人権問題への無関心など
・ 「靖国」の事前検閲、「国政調査権」行使について
・ 戦後補償問題を巡る日本、中国、韓国のパワーゲーム

【ゲスト】(予定/敬称略)

●さっちゃん ミュージシャン
 東京都立川市の防衛庁官舎にイラク派遣反対のビラを投函し、住居侵入罪に問われた市民団体「立川自衛隊監視テント村」メンバー。現在は花&フェノミナンのジェンベ奏者・シンガーで様々なライブ活動を行っている。

● 高部優子(たかべゆうこ)映像作家
日韓共同ドキュメンタリー映画「あんにょんサヨナラ」製作スタッフ。
http://www.gun-gun.jp/document.htm戦後補償問題や平和教育に取り組んで来ている

● 深田晃司(ふかだ こうじ)映画監督
 劇作家であり演出家の平田オリザの劇団 「青年団」にて演出を学びつつ、現在は新作の撮影中。数々の劇映画を制作。
 http://eigageijutsu.com/article/46218837.html


● 藤井光(ふじいひかる)ビデオアーティスト
 
1976年東京都生まれ、2004年に国立パリ第8大学、第三期博士課程DEA(美学・芸術)卒業。
 http://www.hikarufujii.com/

● 根来 祐(ねごろ ゆう) 映像作家
07年に「反戦落書き裁判」をテーマに作品制作をしている。
 http://yunegoro.under.jp/

● K(きー君) 反戦落書き裁判 当該

● トラフィックX  NO G8 ACTION JAPAN  「246表現者会議」
二人で率先して反G8をテーマにストリートで表現活動を展開している
SUBSCRIBE
シガちゃんつながり、イスラエル在住の平井美恵子がいまやっているキャンペーンの紹介です。署名、よろしく。


『バヌヌを救おう!バヌヌに言動と行動の自由を!』キャンペーン
================

あなたなら、どうするか。
もし、あなたが働いている職場が世界人類の命を脅かす可能性のある原子力兵器の開発を行っていることを知ってしまい、しかもその開発は刻々と進められていることを知ってしまったらどうしますか?
その科学兵器保持は国際法に違法しており、量的、質的に近隣諸国を一気に絶滅させるだけの威力を持っていることに気がついてしまったらどうしますか?
ただ黙って給料をもらって働いていくことに疑問点を感じるかも知れません。。
バヌヌ氏は元イスラエルのトップクラスの科学者でした。
イスラエルのディモーナという砂漠の小さな町に、核兵器の開発センターがあります。
そこでバヌヌ氏は、科学者として勤めていました。
そして内部の様子がわかればわかるほど、イスラエルが開発し続けている兵器は、世界滅亡につながるほどの威力を持っていることに気がつきました。
モルデハイ・バヌヌ氏は、死ぬ覚悟で、このイスラエルの核兵器と科学兵器開発計画にストップをかけようとしました。
22年前、彼自身が撮った写真も含めるイスラエルの核兵器開発計画の詳細をイギリスの一大新聞社(サンディタイムズ)に提出しました。
このニュースは世界を驚愕と脅威にふるわせました。
そして、世界中の非難をイスラエル国は一気に受けました。
彼の報告は、イスラエル国を裏切った行為だったのです。
写真による証拠があるにもかかわらず、イスラエル国はバヌヌ氏が提出した書類に記されている化学兵器保持及び開発計画を否定しました
しかし、イスラエルは、モサドというイスラエルの海外向け秘密諜報機関を使って、身の危険を感じ海外に潜んでいたバヌヌ氏を見事見つけ出し、逃亡中だったイタリアから、暴力と強度の睡眠薬を利用して無意識のままイスラエル国に連れ戻し、18年間の懲役に服させました。
殺されなかったことが幸いだったとも言えます。
18年間の監獄生活を終えたバヌヌ氏は、現在に至るまでアラブ人地区である東エルサレム内に滞在しています。
バヌヌ氏は出獄の際、今後一切外国人に本国のことを話さないように申し渡されていましたが、バヌヌ氏は日本を含む海外からの訪問者のインタビューに答え続けました。
常に携帯電話の波長を利用して、監視されています。
外国人と会って話しているだけで何度も警察に押し入られ、連行、拘束を繰り返しています。
外国人と話した罪で、現在再度の6ヶ月間の懲役を申し渡されています。
裁判の決着はまだついておらず、現在もバヌヌ氏は、言動の自由、行動の自由を許されないまま東エルサレムに生きています。
イスラエル国の出国さえも許されておりません。
『広島に行って、皆さんと語り合いたい』と熱く語るバヌヌ氏の日本訪問を実現させましょう!

去年のクリスマスには、ドイツ人の女性とイブの夜を過ごしていた理由で、イスラエル警察に部屋に踏み込まれ、女性ともに2日間拘束されました。
バヌヌ氏によりますサイトは、こちらをご覧ください。
別途サイトにて詳細もご確認頂けます。

命をかけ、一生をかけてイスラエルの化学兵器から世界を守ろうとしたバヌヌ氏に、言動の自由、行動の自由を!
『広島を訪ねてみたい。』と希望するバヌヌ氏に日本訪問の自由を!

世界唯一の被爆国である日本の皆様に、バヌヌ氏の行った勇気ある行為に対する応援とご理解をお願い致します。
つきましては、『バヌヌに自由を!』キャンペーンにご署名をお願い致します。

氏名:
住所:

I wish Freedom for Vanunu!

NAME:
ADDRESS:

現在も続行する裁判費用のための募金をお願いいたしております。
募金はこちらにお願い致します。
バヌヌ氏はアメリカ合衆国にある銀行に口座を持っています。
こちらに送金頂きましたら、ビザカードを利用して
裁判の費用にご利用させて頂きます。
PCU BANK
St.Paul MN, USA,
account number: 8732622
Mordechai Vanunu


メールでのお問い合わせはこちらへ:miekotav(at)gmail.com
国際電話でのお問い合わせは美恵子宛てでこちらへ:972 54 659 7415
ご理解とご協力に深く感謝致します。
平井美恵子
東エルサレム、イスラエル
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ぶっとい草の根運動・楽しい収穫祭・西ヨーロッパ・スクウォッター編

志賀直輝



  今年の7月、北海道の洞爺湖 でG8サミットがある。G8サミットは金のある国フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、ロシアの8カ国の首脳だけで世界経済の 動向を話しあっているらしい。G8サミットに参加できる国は、世界人口の14%しか占めていない。また、このサミットに意見を反映できるのは 多国籍企業経営者など招待された少数の人びとだけという。それ以外の大多数の国や一般の人間の参加はできない。
 今、この貧困の格差をますます広げるG8サミットに反対する連帯と行動が世界中に広がりだしている。

  私の日本の友人たちも今、G8サミットに反対する行動と祭りを準備している。その内の数人がヨーロッパ各地でNO−G8サミット・インフォツアーをやると いう。こんなチャンスはないと中東にいたわたしは、彼らのツアーに同行させてもらうことにした。というか半ば、勝手にくっついてゆくことにした。

 以下、私の書きとめた日記を簡単に書きます。NO−G8のインフォツアーやプレゼンテーションは非常によかったです。この日記では各地のアナキストやスクウォッターを簡単に紹介したいです。長文駄文で申し訳ないですが、是非読んでください。


▲アムステルダのスクウォッティングハウス

3 月12日、エジプトからアムステルダムに飛ぶ。飛行機の隣の席だったノルウェーのおっさんと仲良くなる。空港からアムステルダムまでただで連れて行っても らう。わたしは仏教修行者でアナキストだと嘯くと、おっさんは50ユーロ(8000円)とビールと飯をくれる。2日後、成田くんとタクくんと合流する予定 のアムステルダムのスクウォッティングスクハウスのBARに向かう。エジプトであったドイツ人のおっさんが、NO-G8のビラを見せればスクオッティング ハウスならどこでも泊まれるぞっていうので、NO-G8のTシャツに着替えてゆく。スクオッティングハウスのBAR「Vrankrijk」 (www.vrankrijk.org/) に着くがまだ開いていない。仕方なく近くの喫茶店へゆく。ビールを頼むと、ここはマリファナを吸う店だと言われる。そこでアムステルダム名物のマリファナ が合法的に吸えるコーヒーショップだと気がつく。ジョイント一本7ユーロ(1100円ぐらい)。高くて手がでないので普通のコーヒーを一杯頼む。コーヒー 一杯が2ユーロ(320円)。コーヒー一杯分がさっきまでいたエジプトの安宿二泊分。

 コーヒー一杯で数時間、BARが開くのを 待った。NO−G8のインフォツアーだし、さぞ歓迎されるだろうと思って行ってみると意外とそっけなかった。仕方ないのでしばしビールを飲んだ。しかし一 向に歓迎されない。ようやく自体が飲み込めたので自分で寝床探しを始めた。数人に眠るとこはないかと聞くがいい返事がない。そういえば、都会のスクウォッ ターは私みたいな宿無しの旅人を腐るほど相手にして疲れきっていると聞いていたし、場所によっては泊めてくれないらしい。寝床は諦めてビールを飲むことに 集中した。数時間後、宿探しを諦めた私に見かねたバーテンの女の子が友人のスクウォッター を紹介してくれた。その彼はPUNKSでアナキストだった。彼らは運搬用の漁船をスクウォットしていた。さっそく家(船)に向かった。船には「SMASH  THE G8」と海賊のドクロの垂れ幕が下がっていた。海賊でアナキストといえば、思い出すのは我らのキャプテンハーロック。思わず勃起した。
 廃墟だった船内に自分たちでキッチンを増築。トイレ、上下水道は元からあったのをうまいこと直したようだ。 
  ちなみにこの船の持ち主は、現在タイに住んでいてる。船を占拠されていることに何もいっていない。持ち主が裁判所に訴えない限り、彼らはここに住み続けら れる。そんな感じのスクウォッティングハウスがアムステルダムだけでも200件以上あると語っていた。彼らはこの船に3年住んでいる。金のない若者たちに 居住費用が掛からないだけで一体どんなに生活は楽になり、自分のやりたいことにその分時間が費やせるだろうか?


▲海賊スクウォッティングハウス


▲「SMASH THE G8」のバーナーと海賊船

3月13日、住人のPUNKS二人にアムステルダムのアナーキースポットに連れて行ってもらう。三人で自転車で街を走った。アムステルダムは自転車専用道路があるのが非常にすばらしい。車が一番肩身が狭いってのが魅力的だ。
  まずは、フリーマーケットにいった。マーケットにはマリファナグッツ関係からアダルトビデオ(ゲイ・レズ、デブ専、獣姦、ハードコア各種)。グラフティ用 のスプレー。観光客の土産。古着、食器、古道具などがいろんな物と一緒に青空の下並んでいた。子どもから老人までいろんな人種が歩いていた。本当の意味で なんの規制もないフリーなマーケットだった。
 その後、アナキスト・ブックショップへいった。たくさんのファンジンやミニコミ、相当数のアナキズムの文献、思想本各種が並んでいた。地下には、Tシャツ専門店が入っていた。


▲覆面する店員


▲アナキスト・ブックショップ店内

  その後、各地のスクウォッティングハウスに連れて行ってもらった。夜は「FOOD NOT BOMBS」(http: //www.foodnotbombs.net/)関係の人間が運営しているらしい店「MOLLI」に行った。この店では毎日真っ黒な服を着た連中がみん なそろってビーガン料理を食べる。ビーガン料理は肉はもちろん卵やチーズも食べない。また動物製品は一切使わないというとてもやさしい思想なのだが、彼ら の見た目はチンピラか右翼の構成員のようなイカツイ風貌だ。
 その店でアンチファシスト(長年に渡りアナキスト・パンクス・スクウォッターたちは ファシスト(右翼)・スキンヘッズ(ネオ・ナチ)たちと対決しつづけている)の雑誌なんかを読んでると、アンチファ・アナキストの敵であるファシストたち の写真が載っている。みんなスキンヘッドで黒い軍服を着ておっかない顔をしている。しかし、雑誌に乗っているファシストの連中と店にいるアナキストたちの 風貌がどうも同じに見える。アンチファシスト・アナキストの中には髪型がスキンヘッドの人も多い。なんだか、見かけだけじゃどっちがどっちだかさっぱりわ からない。それに最近ではファシストのスキンヘッズたちもゲバラのTシャツを着て髪の毛を伸ばしているらしい。こうなると見た目だけではアナキストたちも 区別がつかないらしい(アンチファ談)。


▲ビーガン食堂「MOLLI」と「FOOD NOT BOMBS」


▲海賊船の室内

3 月14日。チャリでアムステルダムを巡る。一列に並んだ建物に売春屋の飾り窓があって、その中にたぬきのようなおばちゃんがいたかと思うと、マリファナが 吸えるコーヒーショップがあったり、幼児の通う保育所があったり、スクウォッティングハウスがあったりする。街にはアダルトショップ屋も目につく。でも、 なんらいやらしい感じがまったくしない。自然ととけあっている。むしろこの自然さが不自然にも感じた。ここまでおおっぴらに混同できるのもよっぽど行政が しっかり管理しているんだろうと感じた。それがいいのかわるいのかはわからない。新宿の小便臭い感じはそこにはなかった。
 夜、再度BAR 「Vrankrijk」に行く。そこで、2年ぶりに成田くんと再会した。うれしみのあまり射精した。北海道のG8サミット(http: //www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/toyako08/)や反G8行動(http: //a.sanpal.co.jp/no-g8/)についてタクくんがプレゼンテーションをしていた。G8サミットの説明の他に日本の現状なども話をして いた。特にインターネットカフェ難民についてはみんなすごく興味をしめしていた。それから、アンチファシズムの運動が盛んなだけに日本の右翼、靖国神社反 対運動もすごく注目されていた。プレゼンの後はライブが行われた。アムステルダムのPUNKSやアナキストたちが300人近く集まっていた。


▲プレゼンテーション

  その後、いろんな人たちと話をした。中には世界の貧困を拡大させる企業や食文化や原生林を破壊するマックなどを襲撃する方法などを伝授してくれる PUNKSもいた。これは完全に極秘で行動しなくてはいけないと言いながら、酔っ払ってキマリながらベラベラ話すんだから極秘もくそもない。
 パーティーは朝方まで続いた。わたしはひたすら、ただビールをいただいた。


▲パーティ


▲移動式インフォショップ「Irregular Rhythm Asylum」


▲この晩宿泊した綺麗なスクウォットアパート

3 月15日、電車でベルギーのAntwerpに向かう。Antwerpのアナキストたちは数人だけで廃墟になったキリスト教の教会と元修道院を3年前からス クウォットしている。名前はKievitsnest という。教会の中の奥の部屋に隠れ家のようにBARがある。さらに奥にゆくと中庭があって、向かいに元修道院がある。そこにはホームレスたちが住んでい る。またスクウォットされた教会は地域の人たちに開かれている。廃墟になって閉じていたので、改めてお祈りに来る人、演劇家たちの練習場または発表の場、 地域の子どもたちに開かれたイベントなどの場になったいる。


▲スクウォットされた教会=地域に返された共同空間


▲綺麗なステンドガラス

 また彼らのアナキズム・スクウォット活動にはいろんな顔ぶれが参加している。最年長は70歳近い元反ナチスのパルチザンゲリラのじいさん。戦時中のナチスとの戦闘の話をしっかりと聞かせてもらった。


▲パルチザンじいさんと記念撮影

 また行政との対峙も必要でいつ立ち退き命令があるかわからない。そのためにも彼らは地域の人たちの支持・交流が必出となる。地域の支援・支持がなければたちまち行政につぶされてしまう。
 イベントは早めに終わったが、わたしはいつまでもただ酒にあずかった。しかしベルギーのビールは格別にうまい。


▲黒い同志たち


▲スクウォット修道院

3 月16日、昨日合流した成田くんの友人・ルーカスの車でベルギーのLiegeに向かう。会場はCasa Nicaragua (http://casanica.org/)。ここはスクウォットなのか不明だが、飲み屋の売上の一部をニカラグアの子どもたちの教育に当てている。こ このメンバーたちは、MAYDAYのときスーパーマーケット内で仮装して祭りをやりどさくさに食料を大量に持ち帰ったりしている。
 そして、この日は6ヶ月前からLiegeで結成された「FOOD NOT BOMBS」のPUNKSたちがビーガン料理をもてなしてくれた。私はいつものように大量のビールをいただいた。もう一度書くがベルギーのビールは格別にうまい。



▲LIEGEの「FOOD NOT BOMBS」


▲移動中、トイレで大人の玩具自動販売機発見!和物!


3月17日、ドイツのKOLNのルーカスの家に移動。この日はオフ。だからしこたまビールを飲む。ついにただ飯とただ酒だけ食らう私に「口減らし」という時代錯誤の恐ろしい仇名がつく。なにかあるたびに「口減らし」されるよと成田くんに脅される。


▲KOLN・PUNKS愛飲「HANSAビール」


▲ルーカス作品「どうすればいいの」

3 月18日、「口減らし」されそうな身分だけど激しい二日酔いに陥る。KolnのBauwagenplatz (www.myspace.com/wemgehoertdiewelt)に行く。ここはキャンピングカーに暮らすPUNKSやアナキストたちのコミュニ ティーだ。真ん中に遊牧民の家・ゲルのような小屋がある。ここでライブやイベントをやる。外のドラム缶で焚き火をする。演劇用のトラックもある。犬が何匹 もいる。



▲キャンピングカー・アナキスト・コミュニティー


▲Bauwagenplatzの焚き火


▲劇場のような舞台


  このツアーでひたすらただ飯とただ酒を食らう私についに仕事が入った。わたしはルーカスたちと一緒にビーガンラーメンをつくった。ラーメンの名前は 「ASSI(味)RAMEN」日本語に直訳すると「反社会麺」。あまりうまそうな名前ではないが味はなかなかよかった。このコミュニティーが居座る地面は 元々ガソリンスタンドで地盤が毒されているらしい。もしも新しい建物を建てるなら地面を修復しないといけないという。修復費用をかけてまで、誰かが何かを つくろうとしないから、彼らは住み続けられる。このコミュニティーができて今年で16年になるそうだ。


▲独逸名「ASSI(味)RAMEN」和名「反社会麺」2ユーロ


▲ビールと焚き火とPUNKS


3 月19日、ドイツ・Freiburg・KTS (www.kts-freiburg.org)へゆく。ここの スクウォットハウスはとてもでかい。大学の寮のような感じだった。地下にはライブハウスがあり、アンチファなどのメディアセンター、大きな交流スペース、 BARなどが入っている。2004年に鉄道会社が回収しようと試みるがアナキストたちが大規模な反対運動を起こし阻止したという。今年でスクウォット歴 14年目。


▲KTS


▲ポゴビール・ジャケが踊るPUNKS


3 月20日、スイス・Lausanneへゆく。イタリアの父と日本の母を持つアナキストにCIRA (www.anarca-bolo.ch/cira/)に連れて行ってもらう。 ここには世界中のアナキズムの文献が置いてある。大木に囲まれた静かな土地にこの図書館はある。世界中からアナキストたちが文献を読み漁りに来るようだ。 この家を管理するのはマリアンヌという粋のいいおばちゃん。若者アナキストたちと一緒に切り盛りしている。ここでもやはりただビールをいただく。 


▲アナキスト文献センター「CIRA」


▲CIRAの図書館内


▲日本オールドスクール・アナキズム新聞


  プレゼンは、Espace Autogere (http://squat.net/espaceautogere/)でやる(毎回そうなのだが、プレゼンするのは私ではなくタクくんと成田くん、わた しはただ・ただビールを飲む)。ここは行政と交渉して家賃を払っていない。地域の中で文化交流センター的な役目をしている。運営は自主管理。毎週、木曜日 はビーガン料理を安く出している。一食5ポンド(500円ぐらい)。外のレストランだと20ポンド(2000円)ぐらい。ちなみにスイスでは自炊しても6 ポンドぐらいするという激高。裏庭には、かつて自分たちで作った藁の家があった。しかし何者かに放火されてしまった。



▲Espace Autogere


▲CIRAのマリアンヌさん

  プレゼン後、地元の人の家にゆく。生活保護を受けてるらしいのだが、あまりにも綺麗な家に驚く。そしてみんなで「デザート」というスクウォッティングハウ スにPUNKのライブにゆく。ここは普通の民家の家を占拠した感じだった。中には真っ黒いPUNKSやアナキストたちが賑わっていた。普通の部屋の中にラ イブハウスがあって、酒を出すカウンターがある。これといってステージもなく、みんなでぐちゃぐちゃモッシュした。
 またキッチンには色んな奴が溜まっていて、手作り料理や自家製ビールなどを飲んだ。



▲Reithalleのインフォショップ内


3 月21日。スイス・Bern・Reithalle (www.reitschule.ch/)にゆく。ここは元々、馬の厩舎だったとこをスクウォットしている。建物自体は1897年からと非常に古い。行政 が何度か潰そうとしてきて過去4回、存続の有無を問う住民投票をしている。その結果毎度スクウォットハウス存続が支持されてきた。さらに当人いわく行政か ら3億円(?)の支援をうけ建物内には巨大なクラブ、小奇麗なBAR、小洒落たレストランが入っている。しかしこのレストランは一食1800円とか 2000円とかする。同じスイスでもロザンヌの方は500円でやっている。またクラブの入場料も2000円もする。割高の原因のひとつとしてこのクラブは 世界中の売れっ子DJやアーティストを招いている。つい先日も日本からDJクラッシュが来ている。ギャラは28万円だったという。


▲BARでプレゼン


▲巨大クラブ

 私個人としてはどう考えても汚くても安い方がいい。これでは金のないやつがいけない。
  しかし、そんな高級志向の中にも油くさいアナキスト・インフォショップがある。ここだけはなにか違う空気が流れていた。プレゼン後このインフォショップで ディスカッションした。私が参加してる限りここの人たちが一番議論していた。途中、表に警察が来てるということで一斉にみんなおおはしゃぎ。
 レストランやクラブの値段は高いが、勢いはすごくあった。私は高い高いと文句をいいつつもオーガナイザーに媚ってただ酒を飲んだ。ただより有難いものはない。



▲厩舎を思わせる屋根


▲Reithalle内のインフォショップ


▲厩舎を思わせる廊下


▲素敵なスローガンたち


▲入り口には赤黒旗


3 月22日、フランス・Dijon・Tanneries (http://squat.net/tanneries/)へゆく。ここは元々、倉庫や工場があったとこをスクウォットしたようだ。倉庫を改造してつ くった中にBARやライブハウスがある。別棟には大きな交流スペースもある。その中には巨大なテントが張ってある。いらなくなった服も置いてあり、服が無 料でもらえる。ほとんどのスクウォットハウスにこういう無料の古着が置いてある。わたしの下着はそこからいただいたものだ。ありがたい。
 さらに、フランスのうまいワインとビーガン料理をいただいた。地元のワインをしこたま飲んだ。ちなみにここは スクウォット歴10年ぐらいになるようだ。


▲Tanneries


▲アナキスト街宣車


▲ライブハウス・BARとは別の交流スペース


▲無料でもらえる古着と大きなテント


▲場所によっては雪


3 月23日、連日の飲みすぎにさすがに疲れが出る。スペインのBarcelonaに向かう。夜中に到着。喫茶店に入ると、酔っ払いのおっさんから安ワインを もらう。彼もアナキストだと語っていた。その後、韓国人の李さんの安宿へゆく。部屋について一泊しかしないというと接客態度が急変。無料だという白米、キ ムチ、インターネットが禁止され、翌日早く追い出される。しかし李さんは下ネタしか話さない(話せない)おもしろいおじさんだった。



▲バルセロナのポスターと落書き

3 月24日、filastine( http://filastine.com/)が居候しているバルセロナのスクウォットハウスにゆく。さらに、バルセロナの街を観光。その後、ハプニング のYさんと合流。2年ぶりの再会。喜びのあまりまた射精してしまった。そして、NO-G8のラジオ出演のため、ラジオ・BRONKA(http: //www.radiobronka.info/)へゆく(何度も書くがわたしはただ・ただ酒を飲むだけ)。そこには私と似たようにただ草を吸ってるだけ のおじさんがいた。放送中は裏で二人で話をしていた。なにか他人ではないような気がした。



▲ラジオ「BRONKA」でインタビュー風景

3 月25日、日中はバルセロナのCNTの本屋さんへゆく(CNTについては以下参照。)。(http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/faq/faqa52.html#seca56)また、アナキスト・ブックショップにもゆく。



▲バルセロナのCNT


▲CNTの本屋さ


▲バルセロナのアナキスト・ブックショップ


▲日本オールドスクール・アナキズム

夕 方、Can Masdeu (www.canmasdeu.net/)にゆく。ここは、元々ハンセン病の病棟だったところで、小さな山の中に位置する。スクウォットした建物のまわり には、畑がたくさん並んでいる。彼らは自給自足している。また、なるべく電気を使わないように洗濯機に自転車がくっついて、こぐと洗濯機がまわる仕掛けに なっている。お湯は太陽の熱で温められる。排便は畑の肥やしになる。自家製ワインからジュース、パン、豆腐などもつくっている。完全な自給自足、電気を全 く使わないわけではなく、適度に無理をしないスタンスなのが長く続くポイントのような気がした。毎週かかさずミーティングも行っているようだ。


▲Can Masdeu入り口付近の落書き


▲入り口の看板


▲自家発電洗濯機


▲木工室


▲なぞのマシーン


▲古着交換スペース

  と、ここへ来て思い出したのが、禅寺での生活。案内してくれてる兄さんと話しをしてみると、彼は仏教徒で禅が好きらしい。毎日、瞑想しているらしい。ここ にきて仏教とアナキズムの混合を見てわたしはやはりまた射精した。ほかの人とも話してみると彼は日蓮宗だという。来たなーと思ってSOUKAか?と聞くと SOUDAと答える。なぜか欧米のアナキストで創価学会員のケースがある。過去3度会った。やはりここでも、わたしは日蓮は素晴らしいけど創価学会・公明 党はアメリカ政府を支援しているし、仏教徒は完全に非暴力・戦争反対の立場だというと、彼は創価と公明党は別組織だという。いつも聞く同じ回答に驚かされ る。と、信心は自由だしその辺で話をやめる。が、向こうは話したがる。
 この日は、プレゼンをいつも横から傍観して酒だけ飲んでる私にも仕事ができた。巻き寿司と煮込みうどんを振舞うことになった。うまくできた。お礼に自家製ワインをしこたまいただいた。


▲自家製パン作り


▲肥やしとなる便所


▲畑内の落書き


▲自然がいっぱい


▲わんちゃん


▲Can Masdeu


3月26日、マドリードのE.P.A.にゆく。ここは比較的新しいスクウォットハウス。元はアパートのような大学の寮のようだった。この建物内にはBARがあって、勉強会をやれるスペースなどもあった。そんな彼らは、G8反対行動のポスターを町中に貼り散らしていた。
 プレゼン後は、活動家やアナキストが溜まる飲み屋にいった。世界中どこへいっても酔っ払いは同じだ。この晩、マドリード市内の廃墟のアパートをスクウォットする予定だというアナキストたちがいた。飲んだ後のスクウォットはどんな味がするのだろうか。


▲E.P.A.でのプレゼン風景


▲路上に貼られたG8反対ポスター


3 月27日、この日、朝早く成田くんが日本へ帰った。朝、見送るとき貧乏人の成田くんが私に個人的にカンパをくれた。私は二日酔いだったけど泣いた。金がな いのに分け合うことの喜びに泣いた。私も金がない人がいたら改めて少しでも分けてゆこうと思った。これを相互扶助っていうのだろうか。助け合い。GIVE くんとTAKEさん。
 その後、タクくんも日本へ帰った。こっちのカルチャーに則りお互いキスをした。彼のプレゼンは日に日にうまくなっていた。素晴らしい仕事っぷりだった。
  この日は、地元のアナキストたちにマドリードの街を案内してもらった。Yさんと一緒にCNTやアナキスト・ブックショップへゆく。どこもすごいのだが、と りわけスペインのアナキストの文献の多さに驚愕した。その後、アナキスト新聞紙「DIAGONAL」にゆく。続いて、フェミニストの本屋さん、交流スペー ス。そして、昨晩スクウォットに成功したばかりのアパートへいった。長年廃墟になっていたので、みんなせっせと掃除していた。この建物はとてつもなく広 かった。数ヵ月後にはきっと素敵な文化センター兼金のないやつ等の居住地になっていることだろう。


▲マドリードのCNT


▲マドリードのアナキズム・ブックショップ


▲アナルコ・フェミニストの本屋さん


▲昨晩スクウォットティングに成功したアパート


 正直、連日スクウォットハウス巡りにもお腹いっぱいになってきた。それに飲み疲れもかさんできた。だから帰ってYさんとワインを飲んだ。その晩、私はYさんと別れた。Yさんはこれから北欧に向かう。私は、フランスに飛んだ。

そして、今はフランスのパレスチナで同じ釜の飯を食っていた友人のとこに居候している。
ここは全く働かないラスタファイの友人と、引きこもりで安定剤を飲む次男と、一日中酒を飲む母親が暮らしている。しかし、この家族は金があまりないのに惜しみもなく飯と布団と酒を分けてくれる。

今 回の旅で共通しているのはこれだ。みんな金がないのに、分け合うことだ。飯をくれ、酒をくれ、寝るとこをくれる。それがどこへいっても同じだったこと。こ れに感動せずにはいられない。アナキズムとかイズムをつける以前の人間の知恵。簡単には言い切れないけど、人はやさしいし、もっとやさしくなれる気がし た。眠たい言葉かもしれないが、今は本当にそう思う。この連鎖を続けないといけないと思った。

それから、スクウォッティングの存続の重要 な点は地域社会に溶け込むこと。地域を巻き込むこと。地域の支持・支援を受けることが大事な気がした。また、同時に頭から行政と対立するのではなく交渉を 持つということ。交渉能力を身に着けること。これもすごく重要なことだと感じた。ケースバイケースで場所によって状況はもちろん変わる。しかし、共通して 使えるやり方はたくさんあると思う。

反G8宣伝ツアーは終わったが、私は反G8のポスターを持ってこれから当分ヨーロッパを巡るつもりだ。
この場を借りて、成田くん、タクくん、吉田さん、本当にお世話になりました。股間はあがりっぱなしですが、頭がさがりません。あ、あがりません。また、各地のアナキストやスクウォッターの同志、一宿一飯の恩義はけして忘れません。ありがとう!ビバ・アナキズモ!
 今回得た種を日本に帰ったら撒きたいと思う。ぶっとい草の根運動。楽しい収穫祭。


▲銀行の窓に貼られた反G8ポスター












▲昨夜スクウォッティングされた巨大アパート


▲警察が入ってこないためのガード


●西ヨーロッパ・スクウォッター・フォトグラフ
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